歯茎に出来る口内炎は病気のサイン?(ベーチェット病・癌・HIVなど)

歯茎の口内炎は病気のサイン?
歯茎に出来る口内炎は病気のサイン?(ベーチェット病・癌・HIVなど)

口角や頬の内側に口内炎ができると、何かの拍子に噛んでしまったのが原因かなと楽観視する方も多いかもしれません。ただそれが歯茎となると、少し気になってしまう傾向があるようです。
最近では医療系の番組でも、口内炎とその他の病気との関連について医師が語っていますので不安になる気持ちもよく分かります。
そこで、歯茎に出来る口内炎で、ベーチェット病・癌・HIVといった重病との関連について詳しく説明したいと思います。

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1.ベーチェット病・癌・HIVと口内炎の関係とは?

口内炎との関連が語られる病気には、ベーチェット病・癌・HIVといったものが挙げられます。これらの病気と歯茎の口内炎とは、どのような関係があるのでしょうか。

1-1.繰り返し発生する口内炎

歯茎に口内炎が出来ては治り、また出来てはまた治りといった病状を繰り返す場合は、ベーチェット病が疑われます。
ベーチェット病は、原因不明の特定疾患で、いわゆる難病と言われるものの一つです。
ベーチェット病は、再発性アフタ性口内炎と呼ばれる口内炎の一種が主症状の一つしてあらわれる事が知られています。
繰り返す口内炎で、口腔粘膜に潰瘍ができ、痛みを感じることも少なくありません。潰瘍部分に単純ヘルペスウィルス等特定のウィルスが感染すると、症状が更に悪化しますので注意が必要です。

1-2.口内炎ではなく癌の可能性もある

歯茎の口内炎を鏡で見てみると、白い病変が確認できるかと思います。多くの場合、その病変はとても小さな面積なのですが、極まれに大きくなっていることがあります。
実は、それは歯茎の口内炎ではなく、癌である可能性があります。

歯茎や口腔粘膜に大きな白色の病変が確認されたら、扁平苔癬(へんぺいたいせん)や扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)などの病気が考えられます。
扁平上皮癌はいわゆる口腔がんの一種で、歯医者によるきちんとした診断や治療が必要になる病気です。口腔がんとなると痛みも生じてきますので、早めに歯科医院で受診しましょう。

1-3.なかなか治らない口内炎

歯茎にできる口内炎というのは、お口の中に痛みや違和感を生じさせる厄介な症状ですが、気づくと治っていることも多いです。
しかし、口内炎が長期間なかなか治らない場合は、別の病気の疑いがあります。
可能性としてはHIVが挙げられます。HIVとはヒト免疫不全ウィルス(Human Immunodeficiency Virus)による病気です。
人間の体には細菌、ウィルス等の病原体から身体を守る機能があり、それを免疫と言います。HIVはその免疫を担う重要な細胞を攻撃するため、免疫を担う重要な細胞が減っていき、その結果非常に病気にかかりやすくなってしますのです。そのかかりやすい病気の一つに、歯茎の口内炎があるのです。
また、HIVにより免疫を担う重要な細胞がさらに減少すると、最悪の場合エイズ(AIDS, Acquired Immuno-Deficiency Syndrome)を発症します。
エイズを発症すると、口内炎が治りにくくなる傾向が強まります。これもHIVによる免疫を担う重要な細胞の攻撃で、その細胞が更に減少しているからです。
HIVによって発症するエイズは歯茎だけでなく、全身の免疫も低下させますので、感染の疑いがある人は、HIV検査を受けることをお勧めします。

2.ベーチェット病・癌・HIVでの口内炎の特徴は?

上述したように、歯茎の出来ものは口内炎以外にも、ベーチェット病・癌・HIVといった病気が考えられます。ただ、どれも口内炎の症状が歯茎に限定されるわけではありません。

2-1.ベーチェット病の特徴

ベーチェット病では、歯肉の口内炎だけでなく、頬の内側の粘膜に口内炎ができることが多いです。また、皮膚や性器の周囲、それから眼にも様々な症状があらわれるのがベーチェット病の特徴と言えます。

2-2.癌の特徴

口腔がんは、歯茎の口内炎が重症化することで発生したり、その他さまざまな要因から発生したりします。
癌となると、歯茎の口内炎とは見た目も自覚症状も大きく異なるため、歯科医師に診てもらえば、すぐに診断を下せると思います。

2-3.HIVの特徴

HIVでは、歯茎の口内炎が治りにくいため、症状が悪化する傾向があります。
また、ベーチェット病と同様、口内炎ができる部位は歯茎に限りません。

まとめ

このように歯茎の口内炎というのは、口を切ったり噛んだりした際に単独で発生することもあれば、何かの病気に付随して発生することもあります。
特に、ベーチェット病・癌・HIV等の重病に付随した口内炎は要注意ですので、気になる症状がある方はまず歯科医院で受診しましょう。
異常があってもなくても、お口の中の今の状態を知ることは、とても大切なことです。

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