どのくらいの間隔で歯石をとったらいいのか

どのくらいの間隔で歯石をとったらいいのか

歯の定期検診では、口腔内の異常の有無を調べるだけでなく、歯のクリーニングを行ってくれることも珍しくありません。

いわゆるPMTCやスケーリングと呼ばれるもので、歯の専門家でしか扱えないような器具を使って、歯垢だけでなく歯石までも綺麗に取り除いてくれます。歯石は歯ブラシで取ることができず、一定期間経過すると再び付着してくるものなので、定期的に除去してもらいたいものです。

ここでは、歯石を除去する最適な間隔について詳しく解説します。

スポンサーリンク

1. 歯石ができるまでの時間

歯石ができるまでの時間は、個々人によって大きく異なります。一般的には、歯垢が沈着して2~14日の間に石灰化が始まります。そして、8~15日の間に歯垢の石灰化が完了し、石のように硬い歯石が出来上がるのです。

ですから、歯石ができるまでの時間に個人差があるように、歯石を取る間隔というものにも個人差があるといえます。

2. 歯石は自分で取るのは不可能?

どのくらいの間隔で歯石をとったらいいのか
おそらく、誰もが一度は「歯石を自分で取ることはできないの?」という疑問を持たれるかと思います。歯石を取るためにわざわざ歯科医院を受診するのも大変ですし、自分自身でケア出来たらとても便利ですよね。

けれども、それは困難であるといえます。なぜなら、歯石はとても硬い物質だからです。普段使用しているような歯ブラシや歯間ブラシなどでは対処できないような物質であるとお考え下さい。

3. 歯石はとても硬いもの

歯石は、「石」という漢字が使われているだけあって、実際とても硬い物質です。試しに歯垢を取るような感覚で歯ブラシを歯石にあててみてください。歯ブラシを強く振動させてみても、一向に除去することができないはずです。

これは、歯石が唾液中のカルシウムやリンによって石灰化されているからです。これは、歯の表面にあるエナメル質が再石灰化される過程とほぼ同じ現象であるといえます。

もちろん、歯石はエナメル質ほど硬くはありませんが、その硬さに近づくように石灰化が進んでいる物質とお考え下さい。

4. 歯科医院で歯石を取る方法

どのくらいの間隔で歯石をとったらいいのか
歯垢は時間をかけて歯石へと変化し、2週間ほど経つと安定した状態へと至ります。そうなると、歯科医師や歯科衛生士に除去してもらうしか方法はなくなります。

具体的には、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使って、歯石を除去していきます。スケーラーとは、金属製の器具で、先端に鋭い刃が付いています。これを歯の表面に擦りつけることで、付着した歯石を除去していくのです。

スケーリングを経験したことがある人はわかるかもしれませんが、その際、歯科医師はものすごい力で歯石を削り取ろうとします。歯の専門家である歯科医師が専用の器具を使っても、歯石を除去するのはそれだけ大変なことなのです。

5. 市販されているスケーラーを使ってはいけないの?

歯石を取るための道具であるスケーラーは、一般の人でも購入することが可能です。インターネットでも販売されています。

それだけに、市販されているスケーラーを購入し、自分自身でスケーリングを行おうと考える方もいらっしゃるかと思いますが、それはお勧めできません。

なぜなら、スケーリングというのはとても繊細な処置であり、不適切な方法で行うと歯質や歯周組織を傷つけてしまう恐れがあるからです。

6. 不適切なスケーリングによってエナメル質が傷つく!?

エナメル質は人体で最も硬い組織です。一度生えてきた永久歯は二度と生え変わることはありませんが、それでも数十年間使い続けることができるのは、圧倒的に強度が高いからです。

けれども、鋭い刃物によって刺激が加わると、いとも簡単に傷つきます。エナメル質の表面に出来た傷には、歯垢がたまりやすくなったり、知覚過敏の原因になったりしますので注意が必要です。

ですから、一般の人が市販されているスケーラーを用いて、自己流にスケーリングを行うのはとてもリスクの高い行為であるといえるのです。また、スケーラーは一種の刃物ですので、使い方を誤ると歯茎や口腔粘膜を傷つけることもあり得ます。

7. 3ヶ月に1回の定期検診で歯石除去するのが一般的

どのくらいの間隔で歯石をとったらいいのか
さて、ここまで歯石ができる仕組みや歯石を取る方法について詳しく解説してきましたが、気になるのは歯石を取る最適な間隔ですよね。

冒頭で述べたように個人差はあれど、歯石の沈着は、だいたい2週間程度で起こります。

もちろんこれはオーラルケアが不適切で、常に歯垢が歯面に付着しているケースでの話ですので、2週間に1回スケーリングを受ける必要はりません。

目安としては、一般的な定期検診の間隔である3ヶ月に1回です。3ヶ月に1回、口腔内の状態を診査してもらうと同時に、たまった歯石も除去しましょう。

8. 歯石がたまりやすい人は1ヶ月に1回がオススメ

人によっては、ものすごく早いペースで歯石がたまってしまう人がいます。これは単に口腔衛生状態が悪いというだけではなく、唾液の分泌量や歯列の状態などが大きく影響してくることがありますので、ある意味仕方のないことだといえます。

そういった方は、一般的な間隔よりもさらに短いスパンでスケーリングを受けるようにしましょう。具体的には1ヶ月に1回程度が理想です。

それより頻繁に処置を受けると、歯質や歯周組織へのダメージも大きくなることがありますので、頻度については主治医と相談することをお勧めします。

9. 歯石が付かないようにするのがベスト!

このように、歯石というのはある日突然現れるものではなく、歯垢という汚れが徐々に石灰化して生じるものです。歯垢はいわば歯石の種です。

それだけに、歯垢を蓄積させないことが歯石の沈着予防へと直接的につながるといえます。

もちろん、3ヶ月に1回の定期検診の際に歯石を除去してもらうことは大切が、さらに理想をいえば歯石の沈着を予防することが最善です。歯垢や歯石は、虫歯および歯周病の原因となりますので、可能な限りため込まないことが重要といえます。

そのためには、毎日のオーラルケアを徹底し、プラークフリーな状態を維持していきましょう。

ハーツデンタルクリニック医療法人社団

ハーツデンタルクリニック医療法人社団

投稿者プロフィール

ハーツデンタルクリニックは、皆さまに寄り添い、皆さまの立場で考え、実行する歯科医院を実現するべく設立しました。皆さまが生涯を通して「食事を楽しみ」「周囲を気にせず笑い」「人生を幸せに暮らすことができるよう」努めております。

■医療法人社団ハーツデンタルクリニック
2010年より千葉県、埼玉県にて開院。
千葉県2医院、埼玉県に1医院を展開。
2010年9月:ハーツデンタルクリニック1号店 西白井にて白井店開院
2014年7月:ハーツデンタルクリニック八千代中央開院 (医療法人社団ハーツデンタルクリニックの分院として開院)
2014年9月:ハーツデンタルクリニック谷塚開院 (医療法人社団ハーツデンタルクリニックの分院として開院)

■院長情報
白井店  院長 永橋克史(ながはしかつし)
もっと「ありがとう」を集めたい。きれいな白い歯が輝く笑顔を見るのは、いいものですよね。歯が健康な人は、イキイキ生きているように見えるもの。人や動物が健康に生きるためには、歯が健康であることが重要です。歯の表面的な治療ではなく、ゲストに満足して帰っていただくために。ゲストから「ありがとう」と言っていただけるように。私たちは、ハーツデンタルクリニックは、コミュニケーションを大切にした診療を心がけています。歯のお悩みやご相談のある方は、是非お気軽にご来院ください。

経歴
1981年城西歯科大学{現 明海大学}卒業
1982年高知県の塩田歯科に勤務。口腔外科を習得。
1985年大阪の芦田歯科に勤務。 歯周外科及び自由診療を学ぶ。
1990年パレットデンタルクリニック(茨城県)に勤務。
2010年ハーツデンタルクリニック開業。
主な研修
1996年スカンジナビアペリオ(歯周病)の権威である岡本浩先生の講習会を受講。
1997年21世紀の咬合医学の川村秋夫先生の講習会に2年間受講。
2000年厚生省認可社団法人日本歯科先端技術研究所にてインプラント100時間コースを受講。
2001年国際歯周病内科学の会員取得。
2006年日本歯科鍼灸教育会より、歯科鍼灸師証を授与。

「痛みや不快な思いで苦しんでいる人を楽にしてあげたい!」「お口のコンプレックスをなくしてあげたい!」そのように考えて日々治療技術の研鑽に取り組んでいます。

院長 緒方 靖(おがた やすし)私やスタッフの治療や対応で患者さんから「ありがとう!」と言われた時に、“人の人生に寄り添える”歯科医師という職業につけて本当に幸せだと感じます。

笑顔で健康であることの幸せは、失ってからはじめて気づくものです。
正しいオーラル習慣を身に付けることが健康の根源であることを地域の皆さまに普及し、

「一生涯、自分の歯で美味しいものを美味しく食べることのできる人生」
「コンプレックスなく自分らしく生きる」

ためのお手伝いをすることが私の役割だと考えています。一人ひとりが患者さんに対して“一番大切な家族として”心から寄り添う気持ち持ちながら診療・サービスに取り組んでまいります。

院長 緒方 靖(おがた やすし)
経歴 1980年3月 日本大学松戸歯学部 卒業
1980年4月 日本大学松戸歯学部 補綴学第一講座 入室
1983年6月 アイデンタルクリニック 非常勤 入職
1985年4月 アイデンタルクリニック 管理開設者に就任
2014年11月 ほたる野歯科第2クリニック 入職
2015年4月 医療法人社団ハーツデンタルクリニック 非常勤 入職
2017年7月 ハーツデンタルクリニック八千代中央 管理者就任

院長:林恒彦(はやし つねひこ)
岐阜歯科大学卒業
大学病院で歯周病治療を専門に診療。
関西を中心に勤務医として経験を重ねる。
開業後、明海大学で博士号を取得するなど研鑽を継続。

ハーツデンタルクリニック設立趣旨 日本の歯科医療をより広く愛される医療へと発展させることによ り、国民の心身の健全性を高めるとともに、我が国の国際社会に おける知の向上に寄与します。 ⇒「歯科医院を元気に!」「日本を元気に!」私達ハーツデンタルクリニックが所在する地域には、たくさんの ゲストが存在します。その中で、ゲストはわざわざ当院を選んで くれたのです。 ゲストが当院を選ぶ際には、様々な葛藤や不安があったはずです。 「今まで通っていた歯医者のほうがいいかなあ・・・」、 「そもそも歯医者に行くのは嫌だなあ・・・」、
そんな中で勇気を振り絞って来院してくれたのです。 そんなゲスト一人ひとりが、 「ハーツデンタルクリニックを選んで良かった。私の選択は間違 いなかった」と、また次もハーツデンタルクリニックにしようと 思える、歯科医療サービスを提供していく、それがハーツメン バーの使命です! ⇒病気での来院ではなく、より美しく。健康になりたいという意識の高いゲストが集まる歯科医院づくりをすすめています。

スポンサーリンク

他にこんな記事も読まれています

地域別おすすめ歯医者

北海道・東北
関東
甲信越
北陸
  • 富山
  • 石川
  • 福井
東海
関西
中国
四国
九州・沖縄
  • 福岡
  • 佐賀
  • 長崎
  • 大分
  • 熊本
  • 宮崎
  • 鹿児島
  • 沖縄

ピックアップ記事

  1. 「草加せんべい」が有名な草加市は、東京都足立区に隣接し、埼玉県内でも有数の人口により特例市に制定…
  2. 八千代市のおすすめ歯医者5選
    住宅団地発祥の地でもある千葉県八千代市は、県内でも7番目の人口を有する市です。市内には東葉高速鉄道、…
  3. 印旛地域の中でも最も東京寄りにある千葉県白井市は、都内へ通勤する人も多くいます。その反面、梨の栽…

SSL対応



ページ上部へ戻る