虫歯が原因で死産や切迫早産になりえるのか?

虫歯が原因で死産や切迫早産になりえるのか?
虫歯が原因で死産や切迫早産になりえるのか?

妊娠された女性にとって病気は大敵です。
たとえ些細な病気であっても避けたいと思う方はいらっしゃることと思います。

妊娠前、もしくは妊娠中に、もし虫歯になってしまった場合、胎児への影響はあるのでしょうか。

ここでは、虫歯が原因で死産や切迫早産になりえるのかについて説明します。

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1.虫歯は死産や切迫早産につながるという証明はない

現在のところ、虫歯が直接的に死産や切迫早産につながるという事は証明されていません。

ただし、1996年に海外で、歯周病に罹患している方の早産・低胎児出産のリスクは、歯周病にかかっていない人に比べて7.9倍高くなるということが発表されています。

それ以来、歯周病の早産への影響がさかんに注目されています。

2.虫歯の胎児への影響はないとは言えない

虫歯がたくさんあるという事は、口の中には小さな穴などの食べ物がつまりやすい箇所がたくさんあるという事です。

プラ-クなどの取り残しもその分多くなり、お口の中の歯周病菌も増加し、その結果、歯周病に罹患する可能性も高くなります。

そういった意味では、虫歯も間接的に胎児への影響があるといえるでしょう。

2-1.妊娠中の虫歯、歯周病の罹患

妊娠時に大きな虫歯や重度の歯周病に罹患していると、ご自身の歯で食べ物を十分に噛む事ができません。

その結果、食べ物は大きな塊として、食道を通って胃に運ばれていきやすくなります。
胃や腸の負担が増すばかりでなく、食べ物も体の中で十分に消化、吸収されないために、全身の栄養状態にも影響を及ぼします。

胎児は母体から必要な栄養をもらっていますので、元の母体に十分な栄養がなければ、当然胎児の栄養摂取にも大きく影響が出てくる事が考えられます。

2-2.虫歯、歯周病の痛みのストレス

妊娠中は極力ストレスなどを避け、母体に負担をかけないことが望ましいです。

虫歯や歯周病で強い痛みや腫れなどの症状が出てくれば、結果として母体も大きなストレスを受け、胎児の成長に影響を及ぼす可能性があります。

特に、大きな虫歯や重度の歯周病の炎症が悪化し、腫れてきた場合は要注意です。
ベッドに横になった際に顔の方の血流が増し、痛みや腫れなどの症状がますますひどくなるからです。

そうなると、母親は睡眠が不足しがちになり、母体が十分に休めない好ましくない状態が続きます。

また、歯周病は特に強い症状が出ていない場合でも、慢性的な炎症が常に口の中に存在している状態ですので、やはり母体にとって好ましい環境とは言えないでしょう。

2-3.母子感染

また、赤ちゃんが生まれたときの口の中の状態は、無菌状態で細菌が何も存在していないと言われています。

出産後の日々の生活によって口の中に様々な菌が移りこんできますが、完全に菌の侵入を避けることは無菌ルームの中で生活していない限り不可能です。

しかし、お子さんの腸内細菌などの体の中の、細菌そうが確立されてくる5歳頃までは、できるだけ口移しや、直箸などをさけ、口の中に悪い細菌が入っていく機会を減らすようにして下さい。

また細菌には、善玉菌、悪玉菌という大きく2種類に分かれますが、口の中の菌にも善玉菌、悪玉菌がいます。
そして、口の中には必ず500~700種類菌が常に存在するようになっています。

存在する常在菌のうち、どれだけ悪さをする種類の菌の数を抑えるかというバランスが非常に大切になってきます。

悪い菌(虫歯菌、歯周病菌など)の数を極力少なく抑えて、良い菌が多い状態をつくるのが、口の中を健康な状態に保っていくために大切な目標という事になります。

2-4.虫歯菌、歯周病菌

母親や家族が虫歯や歯周病で、口の中にたくさん悪い菌をもっている状態だったら、小さなお子さんの口の中に悪い菌が移るリスクがそれだけ高まります。

ちなみに、虫歯菌や歯周病菌は、歯科治療を受け、病気を治す事によって、その数は減少していきます。

よって、できるだけ、妊娠前に歯科治療を受け悪いところがあれば治してもらい、お口の中の悪い細菌の数を減らし健康でクリーンな状態にして、生まれてくる赤ちゃんを向かいいれることが望まれます。

歯科医院では、歯垢(プラ-ク)から、どれくらいの虫歯菌が口の中に存在しているのか、平均より多いのか少ないのかを簡単に判別できるテストを実施しているところがあります。

また、同じくプラ-クから顕微鏡を使って歯周菌がどれだけ口の中にいるのか、実際に患者さんにもみてもらって説明をおこなっている歯科医院もあります。

まとめ

妊娠はいつ起こるか分かりませんので、日頃から口の中の健康に対する意識を高め、健康な状態を保っていくようにしましょう。

一度口の中の細菌の数や悪い菌がいないかどうかを、はっきり検査しておく事は、ご自身にとっても、歯科スタッフにとっても非常に意義があることです。

また、ご自身の口の中の状態をより正確に把握する事は、同じ歯科治療を受けるにせよ、モチベーションや不安な部分を取り除くのにかなり有効と言えます。

ハーツデンタルクリニック医療法人社団

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投稿者プロフィール

ハーツデンタルクリニックは、皆さまに寄り添い、皆さまの立場で考え、実行する歯科医院を実現するべく設立しました。皆さまが生涯を通して「食事を楽しみ」「周囲を気にせず笑い」「人生を幸せに暮らすことができるよう」努めております。

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