虫歯の初期・中期の治療方法は?根を残す最新治療とは? 

虫歯の初期・中期の治療方法は?根を残す最新治療とは? 

 

ある調査によると日本人で虫歯になったことがない人は100人中5人ほどだそうです。また、歯を失う原因の4割は虫歯です。

 

これほど身近な病気にもかかわらず、虫歯の治療方法については、あまり知らない方が多いのではないでしょうか。

 

今回は、初期の虫歯の治療方法、中期の虫歯の治療方法、根を残す最新の治療方法など、虫歯で歯を失わないために知っておきたい治療方法について解説します。

 

 

 

初期の虫歯を治療する方法

 

ごく初期の虫歯であれば、削らなくても良い治療方法があります。
どのような治療方法があるのかをご紹介します。

 

フッ素塗布

 

歯の表面が白くなってきたり、溝が黒くなってきたりしているところは、エナメル質が溶け始めた初期虫歯です。

歯を削らずにフッ素塗布をすると、エナメル質と結びついてフルオロアパタイトと呼ばれる固い層をつくり、ごく初期の虫歯であれば、治すことができます。

特に、乳歯や生えたての永久歯は、フッ素を取り込む力が強いので効果的です。

虫歯がない歯へのフッ素塗布は保険適用外ですが、初期虫歯の場合には保険適用になります。

 

シーラント

 

乳歯や生えたての永久歯、特に6歳臼歯(小学校に入る5~6歳に生えてくる、20本の乳歯列のうしろの永久歯の中でもっとも大きい第一大臼歯)は、溝も深く、生えている途中で多くの場合で虫歯になってしまいます。

 

シーラントとは、こうしてできた子どもの奥歯や前歯の初期の虫歯の溝をプラスチック樹脂で埋める治療方法です。シーラントは、ごく初期の虫歯を封じ込めて活動できなくし、含まれているフッ素で歯を固くして初期の虫歯を治療します。

 

シーラントも、初期虫歯なら保険適用です。

 

中期の虫歯を治療する方法

 

冷たいものがしみたり、歯に黒いものが見えたりした場合には、中期の虫歯です。

ここでは、中期の虫歯の主な治療方法について解説します。

 

コンポジットレジン

コンポジットレジンは、天然歯と似た色調を持つ樹脂製(プラスチック)の修復材料です。

虫歯にエンジンと呼ばれる歯科用切削器具、もしくは、ステンレスの耳かきのようなもので、痛くないように虫歯を除去します。その後、コンポジットレジンを直接、歯に詰めます。

金属を使わないため、アレルギーの不安のある方でも安心して治療を受けることができます。

はじめは粘土のようなペースト状ですが、歯に詰めたあとに特殊な光を照射すると固まる性質があります。
これにより、口内で個々の歯に合わせた形状をつくり出せるほか、色調も天然歯に近いため、治療後の見た目も自然な仕上がりになります。

また、削った歯面に特殊な処理(エッチング・ボンディング)を施すことで、コンポジットレジンが歯にピッタリと接着します。

保険診療で行うことができ、色も白いため、安くきれいな治療方法です。

ただし、プラスチックのため数年すると黄色く変色してきます。

 

金属インレー

インレーとは、簡単に言うと歯の詰め物のことです。
よく見かける金属のインレーは、いわゆる銀歯と呼ばれる金属製の詰め物です。

保険が適用できて安価なことから、目立たない部位の治療に金属のインレーを選ばれる方が多くいます。

ただし、金属インレーは、どうしても目立ってしまうため、前歯の治療には向いていません。
また、金属アレルギーがある方は、使えないこともデメリットです。

インレーとの隙間に虫歯が発生するリスクや、溶け出した金属イオンが沈着して黒っぽくなる場合もあります。

 

セラミック

セラミックは、範囲に関係なく白い詰め物ができます。

天然の歯と見分けがつかないほど、色も質感も歯に似ているため、より自然な仕上がりになります。

また、セラミックは、歯と隙間なく適合するので、隙間から虫歯ができにくくなっています。

ただし、保険適用となりませんから、値段が高くなります。

 

ジルコニア

ジルコニアは、セラミック材料の一種で、白色を呈しています

通常、噛む力が強い人の場合、セラミックでは割れる可能性があるため、歯科用合金で作られた銀歯が用いられるケースが多いのですが、金属色がむき出しなので口元の審美性が大きく低下してしまいます。

一方、ジルコニアであれば、白色材料であるだけでなく、金属に匹敵する強度を備えているため、噛む力が強い人の奥歯にも問題なく使えます。

 

神経の近くまで進んだ虫歯にはMTAセメント

 

虫歯が深くなって神経にまで達している場合は、抜髄(ばつずい)と呼ばれる、歯の神経を取る処置が必要になるケースが多々あります。

しかし、歯の神経を取ると歯がもろくなったり、虫歯の再発に気づきにくいことが原因で歯の寿命が短くなったりなどのデメリットがあります。

したがって、歯を残すには、できる限り神経を取り除かないことが大切です。

そこで、近年注目されているのが、MTAセメントを使用した歯の神経の保存治療です。

MTAセメントとは、Mineral Trioxide Aggregateの頭文字をとったもので、歯科用の水硬性セメントです。
その名のとおり、ケイ酸三カルシウム、ケイ酸二カルシウム、酸化ビスマス、石膏などが主な成分です。

MTAセメントは、露出した神経や血管をMTAセメントで覆うことによって歯の神経を残します。

MTAセメントによって飛躍的に神経を残せる確率が上がり、歯を温存できるようになりました。

ただし、MTAセメントの治療は保険外となりますので、値段が高くなるとともに、手がける歯科医師に高い技量が求められる治療方法です。

MTAセメントの治療をお考えの方は、西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前まで、ご連絡ください。
最新の治療方法について、詳しくご説明いたします。

 

まとめ

 

歯科医療の進歩により、虫歯の治療法もどんどん進化しています。

しかし、医学がどんなに進歩しようと、早期発見、早期治療が病気を治す上での鉄則です。
これは、歯科の分野も例外ではありません。

手遅れにならないうちに、「虫歯かな?」と思ったら、早め早めの対応を心がけましょう。

歯に異常を感じたら、西白井駅から徒歩1分のところにあるハーツデンタルクリニック西白井駅前まで、なるべく早くご相談ください。
虫歯の進行状況に合わせた、的確な治療方法をご提案いたします。

ハーツデンタルクリニック西白井駅前には、清水口、七次台、けやき台、大山口、堀込、中木戸などのエリアから多くの患者さんが来院されています。

 

医療法人社団ハーツデンタルクリニック 院長(歯科医師、歯学博士)監修
監修者 歯科医師 永橋克史
監修者 歯科医師 永橋克史 ハーツデンタルクリニック西白井駅前の院長。城西歯科大学(現 明海大学)卒業。仕事でうれしい時は思うような治療ができ、患者様に喜ばれ、お礼を言われたとき。
ハーツデンタルクリニック西白井駅前
監修者 歯学博士 高田耕司
監修者 歯学博士 高田耕司 日本歯科麻酔学会認定医、歯学博士。麻酔での無痛治療を得意としている。
ハーツデンタルクリニック八千代中央駅前
監修者 歯学博士 加瀬武士
監修者 歯学博士 加瀬武士 ハーツデンタルクリニック谷塚駅前の院長。日本大学歯学部歯学科卒業。補綴学を専門分野としている。
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