子供(幼児)に研磨剤入りの歯磨き粉は使っても大丈夫?

子供(幼児)に研磨剤入りの歯磨き粉は使っても大丈夫?
子供(幼児)に研磨剤入りの歯磨き粉は使っても大丈夫?

小さなお子様の虫歯は、親御様も特に気になることの一つだと思います。
お子様自身では十分な歯磨きをするのは難しいので、親御様が代わりに磨く、若しくはお子様が磨くのを手伝っていることと思います。

お子様の口に生えている歯は乳歯ですが、乳歯に大人用の歯磨き粉を使っても大丈夫なのか気になったことはありますでしょうか?

ここでは、小さなお子様に生えている乳歯に大人用の歯磨き粉を使って大丈夫なのか、小さなお子様に適した歯磨き粉とは何かについて説明します。

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1.大人用の歯磨き粉を使用して大丈夫なのか?

一般的な歯磨き粉には研磨剤の成分が配合されています。
研磨剤はブラッシング時に歯の表面の汚れや着色を取り除きやすくする働きがあります。

しかし、研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、多少なりとも歯の表面のエナメル質は傷ついてしまいます。
その結果、歯の表面はデコボコの状態になりかえって着色などの汚れが付きやすい状態になる事も往々にしてあります。

1-1.「乳歯」の歯磨き

「乳歯」は「永久歯」に比べて歯の表面のエナメル質の厚さも薄く、柔らかくできています。
そのため、研磨剤での影響も永久歯と比べて大きくなると考えられます。
よって、研磨剤入りの歯磨剤は特に乳歯においては使用するのは避けた方がいいと考えられます。

研磨剤が入っていなくて歯の汚れがしっかり取れるのか心配になる親御様もおられると思いますが、基本的に歯の汚れは歯磨剤なしの歯ブラシだけのブラッシングで、十分に取れることが分かっていますので、心配なさらないようにして下さい。

逆にどんなに優れた歯磨き粉を使用しても、きちんとしたブラッシングを行えていないと、プラークなどの汚れは残りますので注意が必要です。

1-2.研磨剤以外の要注意成分

歯磨き粉には研磨剤以外にも発泡剤と呼ばれる成分が普通含まれていますが、この成分は歯磨剤を発泡させることによって、ブラッシング時に口の中に十分に行きわたらせることを目的としています。
この発泡剤も少し曲者で、歯磨き粉が口の中で発砲し過ぎてしまいますと、ブラッシング時に早くうがいをしてしまいがちになります。

そうすると、相対的にブラッシング時間が短くなりがちになり、結果として歯についた汚れなどの磨き残しも増加してしまいます。

口の中が小さく、感覚が鋭い乳歯期の子供においてはなおさらその傾向が強くなると考えられます。
発泡剤の影響を減らすには、歯磨き粉の使用の際に、歯磨き粉を歯ブラシいっぱいに塗り付けるのではなく、ブラシの1/3から1/4位の幅で塗るのが適切です。

1-3.歯磨き粉を使わない方法も

ブラッシングがきちんと適切に行えていないうちは、あえて歯磨き粉の使用をやめて、着色剤などで、歯についた歯垢を見える状態にして、きちんと汚れを落としていくように、鏡で確認しながらブラッシングを行う方が、効果的だと考えられます。

2.小さなお子様にはどのような歯磨き粉を選んだ方がいいのか?

歯磨き粉は、虫歯対策、歯周病対策、口臭対策、ホワイトイング目的、知覚過敏対策などに用途別に多くの種類のものがあります。
子供の頃に最も重点を置くべきことは、もちろん虫歯対策になりますので、子供の頃に歯磨き粉を使用するならば、虫歯予防に特化した歯磨き粉の使用をお勧めします。

2-1.フッ素入り歯磨き粉

虫歯予防に効果的な成分としてはフッ素があげられます。
フッ素は虫歯菌の除菌、歯質強化、歯の石灰化を促したりする効果があります。
フッ素は歯科医院でも歯の表面に塗布してもらえます。

歯科医院で使用される薬剤は濃度が高いフッ素が使用されますが、歯磨き粉に使用されるフッ素は身体への影響も考慮して、ある程度濃度が抑えられています。
しかし、毎日歯磨きの際にフッ素入り歯磨き粉を使用する事によって、低い濃度でも十分に虫歯予防に効果的な働きが期待できます。
前述の文で、基本的に歯磨き粉なしでも、十分に汚れは落とせると述べましたが、歯質強化や、口の中の虫歯菌の数、虫歯を予防に多大な影響を及ぼす唾液量にはお子様でも個人差があります。

お子様によっては、歯磨き粉による虫歯予防効果の助けも必要なケースもあります。

2-2.お子様が歯磨きを嫌がる場合

お子様の中には、どうしても歯ブラシを中々好きになってもらえず、毎日悪戦苦闘しながらお子様の歯を磨いている親御様もいると思われます。
そういったお子様には、フルーツなどの香りがついた歯磨き粉を使用する事によって、歯ブラシへの拒否反応がなくなるかもしれません。
あるいは上述の歯磨き粉なしで磨くのも一つの方法と言えます。
個人差があるので、これという策はありませんが、いずれにしても、虫歯になってからでは遅いので、歯磨きの習慣化へつなげるよういろいろ試行錯誤してみて下さい。

2-3.迷ったら主治医に相談

現在では、お子様がどれだけ虫歯にかかりやすいか、口の中の代表的な虫歯菌の数や唾液量が比較的簡単に調べられるシステムが確立されてきています。

主治医に相談して、そういった検査が行えるなら、積極的に検査を受けてお子様の口の中の状態を把握して、歯磨き粉の使用が必要ならどのような歯磨き粉を使用したらいいか、相談されることをお勧めします。

まとめ

お子様に生えている乳歯は、永久歯より柔らかいため、虫歯になりやすいです。
かといって、大人用の歯磨き粉には研磨剤を始め、多くの成分が配合されており、お子様には向いていないと言えます。

お子様の歯磨きは歯磨き粉なしで磨くか、フッ素入りの虫歯予防に特化した歯磨き粉を使用するようにしましょう。
ただ、無理強いすると歯磨きの習慣が身につかなくなる恐れがありますので、その点は注意して、親子一緒に虫歯予防に努めて下さい。

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ハーツデンタルクリニック医療法人社団

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